家族信託の活用事例 ユーザーインタビュー vol.1

家族信託 活用事例インタビュー記事 vol.1

実際にファミトラで家族信託をご利用いただいたお客様のインタビュー記事のご紹介です。お客様それぞれの事情によって柔軟に対応できるのが「家族信託」の強みでもあります。

目次

「家族信託」及び「ファミトラ」を利用しようと思ったきっかけを教えてください。

家族信託(民事信託)の活用事例・利用事例 お客様インタビューシーン

父に認知症の症状が出始め、私一人ではサポートしきれないと感じ、介護施設にお世話になりたいと考えたことが、家族信託の利用を検討するに至った一番最初のきっかけです。

父を介護施設に入居させるためには、父が所有している自宅を売却する必要がありました。と言うのも、コロナ禍で自分の収入も減ってきておりましたし、父が受給している年金を含めても、入居費用をまかなうことは到底できなかったので…。

そこで、たまたまチラシを投函してくれた不動産業者に見積もりを取ろうと思い連絡したところ「認知症になると財産が凍結されてしまい、息子の私であっても父の不動産の売買を自由にできなくなる」という話を聞きました。

そして、その対策として「家族信託」という制度があるので利用してみてはどうかという話を受け、不動産会社が提携している会社の方から家族信託について教えていただき、検討を開始しました。

ですが、最初に手数料のみで30万円程かかり、さらにその後、弁護士さんへの支払いや、登記費用などで、20万円〜30万円以上費用が必要だと聞き「そんなにかかるんだ」と驚きました。

とても高額なのでどうにかならないかと感じ、自分でインターネットを使って調べていた所、ファミトラさんを見つけました。料金をお問い合わせすると、非常にリーズナブルだったので、ファミトラさんにお願いすることにしました。

当時、色々お調べいただく中で、ご不安も多くあったのではないでしょうか?

そうですね…。「もし今後、家を売れなかったらどうなるんだろう」という不安はありましたよね。

そうなると、父親を介護施設に入れることが出来なくなってしまうので。少しでも介護費用を負担してくれるような親族がいたら、まだ在宅介護とかの手段も考えたかもしれないですけど、自分の場合、そうはいかなかったですしね。

私の家庭よりももっと大変な所はたくさんあるんでしょうけど、自分的には働きながら介護をするのに限界を感じていましたし、もし今後自分も潰れてしまったら、共倒れになってしまうので「そうなる前に準備をしないと」という想いでファミトラさんに相談しました。

ファミトラをお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか?

家族信託(民事信託)の活用事例・利用事例 お客様インタビューシーン

やっぱり、費用の安さが一番大きかったです。

自分じゃできないことなので、費用がかかってもしょうがないっていうのはありましたけど、それでもやっぱり「低く抑えたいな」という気持ちはありました。ただそれだけではなく、相談した際の対応が非常によかったので、ファミトラさんにお願いしようと思いましたね。

担当の宮本さんに丁寧に説明していただいたおかげで、仕組みや進め方などもしっかりと理解することができました。

家族信託組成までの流れについては、いかがでしたでしょうか?

ファミトラさんにお願いすると決まってからは、本当にあっという間でしたね。

法的な手続きに多少時間がかかった部分もありましたが、公証役場での手続きや不動産登記の書き換えなんかもスムーズに行うことができました。

普段仕事もしていますし、自分一人でそういった手続きをやる余力はなかったのですが、ファミトラさんは弁護士や司法書士、税理士などの専門家にもいつでも相談できる体制になっているので、色々教えていただきながら必要な事は指示していただけて、非常にありがたかったです。

法的に弁護士でないと対応できないような部分は弁護士の先生が、登記の手続きなどは司法書士の先生が、それ以外の部分はファミトラさんがという風に、それぞれ対応してくださりました。法律的な知識とかある方だったら、「この部分だけなら自分でやれるんじゃないの」とかもあると思うんですけど、私は全然そういうのがわからないので(笑)そういった意味でも、お任せできて本当に良かったと感じます。

信託契約書で定めた信託の目的は、どういったものだったのでしょうか?

父の認知症が進行して介護が必要になった場合でも、問題なく施設への入居費用や、日常的な介護費用の捻出ができるようにすることを目的として、父の預金や土地、建物を管理する権利を私に委託するという内容で信託契約を締結しました。

契約の中では、信託目的に沿って私が不動産を売却できるように定めておいたので、いざという時にも金銭面で父の介護に困ることはなくなり、安心できるようになりましたね。

ファミトラが信託監督人になるということについては?

家族信託を締結して終わりというわけではなく、信託監督人として長期的に付き合っていただけることは非常にありがたいなと感じますね。

特に私は、事務的なこととか細かいことは苦手なので、受託者の義務である帳簿の作成の方法などについても色々と教えていただけて助かっています。

また、自分には弟がいるのですが、弟に対して「契約内容に従ってきちんと管理しているよ」と言える証明になりますし、何よりも信託監督人がいることで、受益者である父にとっても安心感が保たれる仕組みになっているなと思います。

家族信託を組成した後の変化について教えて下さい。

家族信託(民事信託)の活用事例・利用事例 お客様インタビューシーン

そうですね。心理的な面ですごく楽になりました。

それまで抱えていた、漠然とした不安や悩みから解放されましたので。父も、デイサービスに通わせたりしていたのですが、行きたがらない日があったりして…ヘルパーさんにもお手伝いいただいたんですが、それでもなかなか通わなかったりで…。

そういった部分での心配事もあったので、家族信託を組成することによって、将来に対する不安が少し軽減されたように感じますね。「家族信託」というものを知らなかったら、不動産を売ることも出来なかっただろうし、認知症と診断されてしまったら、もう何も出来なくなってしまったと思うのですが、私は一切そういった事実を知らなかったので…。

「家族信託」を知る事ができただけでも非常に良かったなと思います。

最後に、同じように悩みを抱えている方々にアドバイスをお願いします。

家族信託(民事信託)の活用事例・利用事例 お客様インタビューシーン

家族信託にしても生前贈与にしても、対策は本当に早めに検討、実行しておいた方が良いと思います。

私の友人も、去年お父様を亡くされたのですが、財産を引き継ぐ予定だったお母様が認知症を患っており、全財産が凍結されてしまって解除ができないままのようです。

お父様が数億円規模のローンも組んでいたようで、今その負担が友人にきており非常に苦労されている様子なので…。老後の財産管理方法として成年後見制度なんかも知られていますけど、非常に手続きが大変だったり、費用が高額だったり、不便な点もたくさんあるので、その前にやはり、家族信託を結んだ方が良いと思いますね。

本人が元気で健在なうちは、将来について考えることを嫌がるかもしれないですが、本当にいつ認知症になるかわからないですからね…。

私の父親も健康だったし、病気らしい病気もしていなかったので、まさか認知症になるなんて思っていませんでした。

なので「まだ大丈夫だろう」ではなく「大丈夫なうちに」できる事をやった方が絶対良いと思います。

ファミトラさんにお願いして、費用も非常に安く済んでおり本当に感謝しています。わからないことも、丁寧に教えていただいて。手続きも自分一人だと絶対できないことなので、それを全部代行していただけたことに非常に感謝しています。ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ファミトラは「人生100年時代のコンシェルジュ」として、認知症による資産凍結だけでなく、家族の老後にまつわるさまざまな課題解決に伴走しています。介護や相続の他、遺言や任意後見・成年後見制度、生前贈与といったこれまでの対策に加わるかたちで、「家族信託」のサービスをあたりまえにすることを目指しています。

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