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活用事例やよくある質問、家族信託の仕組みなどをまとめたファミトラガイドブックがお手持ちのスマホやパソコンで閲覧できます!
活用事例やよくある質問、家族信託の仕組みなどをわかりやすく約30ページにまとめたファミトラガイドブック(デジタル版)がお手持ちのスマホやパソコンで閲覧できます!
家族信託が広く活用されるようになり、家族信託に関連した書籍が毎年多く出されています。
しかし、どのような書籍を買えば良いのか迷う方も多いことでしょう。
そこで今回は、家族信託の理解度に応じて「初心者向け」「もっと知りたい人向け」のレベルに分けて、おすすめしたい良書を厳選して紹介します。
また、書籍以外にも家族信託について学べる方法を紹介します。
家族信託とは、不動産や金銭などの財産の管理・運用を信頼する家族に託す方法です。
家族信託は適切な信託設計をした後に家族間で契約を結ぶため、裁判所などの公的機関や銀行などの金融機関の関与は要りません。
家族信託は「ファミリートラスト」と英訳され、欧米では家族信託が浸透していますが、日本では比較的新しい方法として注目され始めました。
ここでは、なぜ家族信託が老後の財産管理や相続対策に有効なのか、その理由について見ていきます。
認知症を発症すると、財産が凍結される可能性が高くなります。
親がまだ元気なうちに家族信託を設計しておけば、万が一のときにも、資産凍結されずに受託者が財産を管理・運営できます。
家族信託の契約を締結しておくことで、財産を託された家族が本人の財産を管理・処分することができます。
本人が認知症を発症して施設に入所することになった場合、信託財産である不動産などを売却して施設の入居費や生活費を支出できるようになります。
本人が認知症になってからでは家族信託の契約は結べません。
しかし、元気なうちは自分で財産を管理しながら、もしものときに家族に管理してもらう契約をあらかじめ結んでおくことで、安心した老後生活を過ごせるでしょう。
成年後見制度とは、認知症など判断能力が十分でない人の財産管理をするための制度です。
本人に代わって適切な財産管理や契約行為を代理する成年後見人を家庭裁判所に選任してもらいます。
成年後見制度は、判断能力に欠ける人の財産を不当な悪徳業者などから守るための制度として有益です。
しかし、家庭裁判所の監督を受けるため、選任された成年後見人の負担は大きくなります。
また、成年後見人は家庭裁判所が選任するため、弁護士などの専門家が選任されると、毎月2〜5万円の費用がかかります。
その他、財産の保護を目的としている制度であるため、財産の運用や処分が認められにくいといったデメリットがあります。
家族信託であれば、信託契約を結ぶことで柔軟な財産管理が可能です。
家族信託は、遺言の代わりとして活用することも可能です。
父親が死亡して母親が相続人である場合、その母親が認知症などで意思能力が低下していれば、家庭裁判所に成年後見人を選任してもらい財産管理を行うことになります。
家族信託では、信託財産の承継者を誰にするのか事前に契約で指定することもできるので、遺言の代用ならびに承継者の財産管理が可能になります。
例えば、認知症の妻が相続人として残された場合でも、家族信託の契約で妻の財産管理・運用の方法を決めておけば、毎月の生活資金も支給できるようになるのです。
家族信託では自分が望む資産承継を実現できます。例えば、前妻との間にできた子に相続させたくない場合、後妻との子に承継させる内容の信託契約を結ぶことが可能です。
ただし、遺留分の潜脱を目的とした家族信託は無効となるおそれがある点に注意が必要です。
遺言は直接の相続人しか指定できませんが、自己が望む二次相続以降の指定までできることは家族信託の大きなメリットでもあります。
家族信託には、跡継ぎ遺贈型受益者連続信託といって、自分の希望する順番で資産承継者を指定できる信託もあります。
先祖代々受け継いできた不動産や事業などがある方にとってはおすすめです。
遺言と同じ効力を持つので、相続の対策にも有用です。
出版社:Gakken 著者:横手彰太 発売年:2023年
60歳定年後の働き方が多様化している今、40代・50代の会社員も老後の不安を感じている。従来の考え方から離れ、未来の不安を解消し、充実した老後を迎えるためのアドバイスを、老後問題解決コンサルタントの著者、ファミトラの横手彰太が提案します。
出版社:宝島社 著者:横手影太 発売年:2022年
適切な老後の対策を立てるためには、自分の老後を具体的にイメージしてから必要な対策を考えることが大切です。
本書は、弊社の家族信託コーディネーターエキスパートである横手影太氏が監修した老後問題の具体的な解決策を紹介しています。
人生100年時代といわれる昨今、60歳以降に想定される認知症などの健康不安、仕事と定年退職、年金、保険、不動産、相続、資産凍結などの問題を老後の年表にあてはめて解説しています。
また、解決策を一緒に提示しながら考えていくので、イメージをつかみながら老後問題の不安を払拭できます。
本書には、書き込み式のライフプランノートを掲載しているので、情報を書き込みながら自分だけの老後設計ノートを作ることができます。
問題が起きたときにも慌てずに適切な対応をとることができるでしょう。
60歳以降に待ち受けるすべての問題を洗い出し、それぞれの対応策を事前に知っておくだけでも老後生活が豊かになることでしょう。
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ここでは、家族信託の仕組みについて、これから勉強しようという初心者の方におすすめの本を紹介します。
出版社:ナツメ社 著者:宮田浩志 発売年:2021年
読みやすくてわかりやすい入門書として定評のある本書は、カラーの図解やマンガを多く盛り込んでいます。家族信託の仕組みから他の制度との比較、家族会議や税務、活用事例など、初心者が聞きたいことを順番に解説しています。
見開き1ページごとにテーマを分け、オールカラーの図表を使ってポイントを明確に表示しているので、初心者だけでなく既修者の実務にもすぐに応用できるでしょう。
また、よくある一般的な家族を想定したマンガのストーリーは、初心者の方でもストレスなく読み進めることができ、家族信託について具体的にイメージしながら理解することができるでしょう。
著者は、豊富な実務経験を持つ家族信託の専門家です。
出版社:クロスメディア・パブリッシング 著者:宮田浩志 発売年:2018年
アマゾンランキングで1位を獲得した家族信託の入門書です。上記の書籍と同じ著者が執筆しており、どなたにも2時間でわかるように家族信託から相続について解説しています。
本書の特徴は、簡単に学べる会話形式で家族信託の仕組みや手法について解説しているので、家族信託のイメージが湧きやすいことです。
図解を用いて具体的な事例を多く紹介しており、どうすればいいの?というお悩みにも解決策が見つかるでしょう。
本書は、家族信託の基本、家族信託の実際、家族信託の活用方法、家族信託の事例集、相続対策の様々な手段、の全5章から成立ちます。
わかりにくいキーワードや家族信託の仕組みについても項目ごとにまとめて解説しているので、概要をつかむのに最適の一冊です。
出版社:ダイアモンド社 著者:横手影太 発売年:2017年
親の認知症問題の対応策を具体的な事例を用いながら解説した本書は、NHK「クローズアップ現代+」にも出演した家族信託の第一人者が、相続から家族信託までの基礎知識をわかりやすく解説しています。
本書の特徴は、資産凍結、介護費用、空き家問題など、親の認知症と相続の実情にフォーカスしながら対策を提案しています。
また、家族信託を親にどのように伝えれば良いのかお悩みの方に、実践的な切り出し方から家族信託を進めるまでのステップなども詳細に紹介しています。
親が健康なうちに財産を守るための対応策が網羅されたおすすめの一冊です。
次に、より詳しい実践的な内容の本を紹介します。
出版社:近代セールス社 著者:宮田浩志 発売年:2020年
家族信託の第一人者である著者の改訂新版である本書は、家族信託を設計する際の留意点から具体的な事例を用いた解決策、信託スキームに要点解説をしています。
さらには60項目の家族信託の実務を一問一答形式で詳細に解説しています。
本書はまた、配偶者居住権、遺留分侵害額請求、委託者の地位の承継、上場株式の信託など、改正民法と家族信託の最新実務の動向についても触れているので専門家の方にも有益です。
家族信託を検討している一般の方はもちろん、士業やその他の専門家の方たちにも役立つ家族信託の決定版として活用できるでしょう。
出版社:ビジネス教育出版社 編集:民事信託士協会、民事信託推進センター 発売年:2019年
本書は、民事信託(家族信託)や相続を取り扱ってきた金融機関の職員やFPなどが執筆し、一般社団法人民事信託士協会ならびに民事信託推進センターが編集した実務書です。
民事信託の歴史や信託制度の機能、活用例から法務や税務処理、信託条項に定めると良い条項、信託口口座の開設や融資取引、さらには信託登記の概要など幅広い実務知識と留意点をQ&Aで解説しています。
実務上で起きうる問題点を想定しながら、民事信託の特性を活かしたスキームやチェックポイントなども紹介しているので、即時実践に役立てることができるでしょう。
これまでは家族信託について学べる本を紹介してきましたが、本以外にも家族信託について学べる方法があります。
家族信託に関するお悩みや疑問点は、専門家や家族信託のサービスを提供する会社に相談することでも解決できます。
家族信託の書籍は一般的なケースを想定して編集されたものが多いため、ご自身の状況とずれが生じてしまうことも多いでしょう。
専門家や会社に相談することで、それぞれの状況やニーズに沿った適切な説明やアドバイスを受けられます。
相談先は、年間数千件程の家族信託の相談を受けている、家族信託に特化している、アフターフォローができる、担当者が信頼できるなどの点を意識しながら探すと良いでしょう。
家族信託は高度な専門知識を必要とします。ご自分にあった専門家や会社に相談することをおすすめします。
家族信託について短時間で簡潔に要点だけを学べるのが、家族信託に関する情報をまとめた動画です。
近年は様々な情報をまとめた動画が多く視聴できるようになりました。
家族信託についてもテーマ別に選んで視聴できるため、知りたいことを効率的に学べます。
動画サイトで「家族信託」で検索すると、様々な士業の方が作成した動画が出てきます。
動画のメリットは、書籍を読むよりも短時間で家族信託の仕組みが学べることです。
動画サイトには、視聴時間も表示されているので、それぞれのニーズに合わせた動画を選びましょう。
家族信託の基礎から実務の知識、注意点や最新情報などが公開されているので、チェックしてみるとよいでしょう。
書籍やサイトの情報と同じように必要な情報を収集できるツールとして有益なのが、家族信託について開催されるセミナーへの参加です。
セミナーは家族信託に精通している専門家や会社が開催しますが、主催者の説明を聴くだけでも具体的なイメージをつかむことができます。
ただし、オンライン・オフラインでさまざまなセミナーが開催されているため、どのようなセミナーに参加すれば良いのかお困りの方も多いことでしょう。
最適な家族信託のセミナーを選ぶ際は、講師が実務経験が豊富であるか、主催社はどのような会社か、セミナーの内容に実例などが含まれているか、テキストや資料は配布されるのか、セミナー後の個別相談を受け付けるのか、といった点に留意すると良いでしょう。
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ここでは、家族信託の本に関するよくある質問を紹介しながら回答をしていきます。
老後の財産管理に不安がある場合、子どもがいない夫婦、障がいのあるお子さんがいる場合、事業を後継者に承継したい場合、共有名義の不動産を管理したい場合などが挙げられます。
家族信託は、家族構成から信託財産に至るまで、様々な内容の契約を結ぶことができます。
家族信託の計画を立てる上でも、基本的な仕組みを理解することが重要になります。
詳しく知りたい場合は、今回紹介している本を参考にされると良いでしょう。
家族信託の手続きは自分でできないわけではありませんが、本の知識だけでは個人それぞれのケースを全てカバーすることは非常に難しいでしょう。
家族信託は、契約内容に不備があると無効となって信託の目的が達成できなくなってしまう可能性もあります。
そのため、専門家や会社に依頼してサポートを受ける方が安心です。
老後問題に備えるためには、専門家や会社と万全の対策を事前に立てることをおすすめします。
まずは、自分がどのような老後生活を送りたいのか、具体的な目的をイメージしてから、家族信託を活用するのかを検討することが重要です。
家族信託の本を選ぶ場合にも、家族信託の目的を基準にして選ぶと良いでしょう。
例えば、相続を目的にしているのか、事業の承継を目的としているのかなどにより、収集したい情報の内容も異なります。
また、家族信託に関する知識がどれくらいなのか、レベルに応じた本を選ぶことも大切です。
家族信託について情報をお探しの方は、まずは本から家族信託について学ぶことをおすすめします。
また、動画など本以外の方法でも家族信託について学ぶことができます。
家族信託の活用を検討されている方には、有益な情報が必要不可欠です。
ファミトラでは、家族信託についての無料相談をいつでもお受けしています。家族信託のお悩みはお気軽にご相談ください。
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化粧品メーカーにて代理店営業、CS、チーフを担当。
教育福祉系ベンチャーにて社長室広報、マネージャーとして障害者就労移行支援事業、発達障がい児の学習塾の開発、教育福祉の関係機関連携に従事。
その後、独立し、5年間美容サロン経営に従事、埼玉県にて3店舗を展開。
7年間母親と二人で重度認知症の祖母を自宅介護した経験と、障害者福祉、発達障がい児の教育事業の経験から、 様々な制度の比較をお手伝いし、ご家族の安心な老後を支える家族信託コーディネーターとして邁進。
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